【U―20W杯】3戦先発の田川&斉藤光、負傷で帰国へ 決勝T目前で攻撃の核2人が離脱

スポーツ報知
U−20W杯の大会中に負傷離脱することが決まったU−20日本代表MF斉藤光毅(手前)、FW田川亨介(中央)

 日本サッカー協会は31日、U―20W杯(ポーランド)に出場中のU―20日本代表FW田川亨介(20)=F東京=とMF斉藤光毅(17)=横浜C=がケガのためチームを離脱することを発表した。

 田川は29日の1次リーグ・イタリア戦(0△0)の前半に右太もも裏、斉藤光は後半に左肩を負傷してそれぞれ退場した。関係者によると、30日に病院で精密検査を受け、離脱が決定。31日にチームを離れ、ワルシャワ発の航空機で帰国の途につく。詳しい診断結果は後日、それぞれの所属クラブから発表される予定。大会中の追加招集はなく、今後の試合は2人を除く19人で臨む。

 田川は今大会の代表21人で唯一、17年大会に続く連続招集した副主将。2トップの1角として3試合連続で先発し、26日のメキシコ戦(3〇0)で1得点を決める活躍を見せた。協会を通じて「今回離脱ということで悔しい思いしかありません。この大会は特別な思いで臨んだ大会でもあったので非常に残念ですが、一緒にこれまで戦ってきた仲間を信じて日本から応援します。みんな仲良くていい関係性でしたし、すごく楽しい遠征だっただけにそこで最後まで一緒に戦えないのは辛いですけどチームは前を向いて進んでいるので僕自身も前向きに頑張りたいと思います」とコメントした。

 斉藤光は今大会のメンバーに飛び級で選出され、2トップの1角や右MFとして3試合連続で先発出場。17年のU―17W杯でメンバー入りしながら大会直前に鎖骨を骨折して無念の離脱した経験があり、2大会連続で途中でチームを離れることになった。「本当に悔しいし、情けない気持ちでいっぱいです。3試合共に戦って、次からの決勝トーナメントで一緒にいられないのは残念です。自分はこのチームは優勝できるほどの力を持っていると思います。自分は日本に帰ってからテレビの前で一緒に戦うことしかできませんが、この悔しさとか、情けなさを今後のサッカー人生の糧にして個人としても成長を続けたいです」とコメントした。

 1勝2分けの勝ち点5でB組2位となり、2大会連続の1次リーグ突破を決めた日本。6月4日の決勝トーナメント初戦(対戦相手未定)に向けて、攻撃の核2人が負傷離脱する緊急事態に見舞われた。

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