【甲府】今季初の連敗 ホームで栃木から1点も奪えず
スポーツ報知
◆明治安田生命J2リーグ第15節 栃木1―0甲府(30日・山梨中銀スタジアム)
甲府はホームで栃木に0―1で敗れた。前半からゲームは支配していたが、決定機が少なく、後半6分、栃木MF西谷優希(26)のJリーグ初ゴールをヘディングで許した。後半はFW金園英学(31)らを投入して攻撃のリズムを変えようとしたが、ゴールは遠かった。
シュート数は栃木の11本に対して甲府は4本。ボールを持っている時間帯は栃木を上回ったが、詰めが甘かった。「サポーターに申し訳ない」と詫びた伊藤彰監督(47)は「セカンドボール(こぼれ球)を拾うバトルで負けていたことが敗戦に大きく響いた」と話した。
選手たちも敗因を自覚をしていた。MF中村亮太朗(22)は中盤での厳しい競り合いを振り返りつつ「(MF山田)陸と一緒にセカンドボールを拾おうという意識はあったが、もっと僕らが制さないと」と力不足だったことを認めた。
ドゥドゥ(30)、ジュニオール バホス(27)ら攻撃の中心となるFW陣が負傷中というマイナス要素もあったが、今季初の連敗にMF新井涼平(29)は「こういう試合の後は競争が生まれる。出場していた選手は危機感を持たないといけない」と緊張感を漂わせた。
これで5勝7分け3敗。次戦は9月2日、ホームの山梨中銀スタジアムで群馬と対戦する。伊藤監督は「死にものぐるいで勝ち点3を取りに行くだけです」と連敗ストップを誓った。