カズが再び先発のピッチへ向かう。横浜FCのFWカズ(三浦知良、53)が11日、12日のルヴァン杯・北海道コンサドーレ札幌戦に向け北の大地へ出発した。

下平監督はカズの先発起用を示唆しており、5日のサガン鳥栖戦に続き主将マークを巻いて先発のピッチに立つ可能性が濃厚だ。羽田空港では偶然、福岡遠征に向かうJ2東京ヴェルディの永井秀樹監督と再会し、古巣の後輩とグータッチであいさつ。短い間言葉を交わし、永井監督からエールを受け搭乗口へと向かった。

鳥栖戦ではヘディングでの枠内シュートを放つなど、FWとしての嗅覚を発揮しチームを勝利に導いた。勝てば1次リーグ突破の可能性を残す一戦。同僚のMFレアンドロ・ドミンゲスは「アシストやパスでカズさんが活躍する場を自分も演出できれば」とアシストを誓っている。ルヴァン杯の最年長記録を53歳5カ月17日へと更新するだけでなく、最年長ゴールと「ひとりカズダンス」に期待がかかる。