J1浦和社長が監督解任を説明 戦力補強・サポートを「生かし切れているとは言えない」

 J1浦和が28日、オズワルド・オリベイラ監督(68)の解任を発表した。後任は前ヘッドコーチの大槻毅氏(46)が就任する。クラブの公式ウェブサイトには立花洋一社長が「ファン・サポーターのみなさまへ」のタイトルで、「優勝はもとより上位進出もままならないと判断」したことなどを理由に、監督交代に踏み切ったと説明した。

 公式ウェブサイト上では、まずは「就任以来、勝利へのこだわり、メンタリティーなどを選手に植え付けていただき、本当に感謝しています。また、彼の力があったからこそ、天皇杯を最高の形で優勝することができました」とオリベイラ監督に感謝した。

 その上で、アジア・チャンピオンズリーグとJ1リーグ戦の2冠を目標にしている今季の戦いぶりがかんばしくない現状に言及した。「ACLとリーグを戦い抜けるだけの戦力補強を行いました。また、オリヴェイラ監督の要望を受け、コンディション回復機器の導入や、食事の提供などのサポートを実施してきました」と説明。「しかしながら、それらを生かし切れているとは言えない現状があり、このままでは、優勝はもとより上位進出もままならないと判断」したため、監督交代に踏み切ったとした。

 オリベイラ監督は昨年4月、リーグ戦では第10節からチームを率いた。リーグ戦は5位に終わったが、天皇杯は制してクラブにタイトルをもたらした。今季はリーグ戦13試合を終え、5勝2分け6敗の11位で、現在は4連敗中と不振だった。大槻氏は昨季4月、堀元監督の解任に伴い暫定的に監督に就任。闘志あふれる指導ぶりでチームを立て直し、オズワルド監督に引き継いだ実績がある。

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