柏レイソルが18日のホーム・湘南ベルマーレ戦で連敗脱出を狙う。18日は公式戦再開後、初めてホームで観客を迎えて臨む試合だ。

チケット約3000枚はほぼ完売。2階のゴール裏、メインスタンド、バックスタンドはすべて指定席で、ソーシャルディスタンスを保った配置になる。1階のゴール裏立ち見席は立ち入り禁止で、万全の感染予防対策を講じて準備を進めている。

チームは再開後、3連敗中だが前節の川崎フロンターレ戦の後半は攻守でアグレッシブなプレーが目立った。ネルシーニョ監督も、川崎F戦の後半を挙げ「我々が攻守において組織的に戦いを進める中で、奪ってから前へ出る推進力を求めてきた。我々は連敗しているが勝利への道をたどるためには、そういった部分を今まで以上に求めないといけない」と語った。

新型コロナウイルスの感染拡大で、約2カ月の活動休止期間を経ての公式戦。指揮官は「本来の調子まで持ってこれていない選手がいるのは事実」とした上で「その中でもピッチの中で役割を再確認し、献身的に闘おうとしてくれている。この時期は再調整をかけているフェーズ。この先、調子を取り戻してくれる」と見据えている。次節はサポーターがいる中での戦いで、ネルシーニョ監督は「我々だけに限らずサポーターの存在は大事。満員でなくても試合するにはふさわしい雰囲気になるのではないかと思っている」。サポーターの後押しを受け、攻守で躍動するレイソルのサッカーを披露する。