【大分】チケット完売4263人が見たトリニータの執念…追いつきドロー

スポーツ報知
試合前、豪雨災害の犠牲者に黙とうをささげた大分・神戸両イレブン(カメラ・渡辺 了文)

◆明治安田生命J1リーグ第4節 大分1―1神戸(11日・昭和電ド)

 豪雨で大きな被害を被った九州で開催された大分―神戸戦は、神戸の日本代表FW古橋亨梧(25)が今季最速となる開始16秒で先制ゴールを決めたが、サポーターの後押しを受けた大分が1―1のドローに持ち込んだ。

 今季初めて本拠地に観客が駆けつけての一戦は無念のドローに終わった。1点を追う前半29分、敵陣でボールを拾ったFW知念がオーバーラップしてきたDF岩田にパス。GKとの1対1を冷静に決めて同点に追いついた。以降は攻め手を欠き、片野坂知宏監督(49)は「勝利をプレゼントできれば良かったが…」と肩を落とした。

 上限5000枚のチケットは10日までに完売。天候に恵まれず、実際の観客数は4263人だったが、福岡県から家族連れで応援に駆けつけた30代の会社員男性は「もう4か月も待ったので。応援ができなくても来たかった」と声を弾ませた。指揮官も「リモートマッチと違い、サポーターがいる中でゲームができたのはすごくうれしい。パワーをいただけた」と感謝を口にした。

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