Jリーグは、10日のJ2ファジアーノ岡山-ギラヴァンツ北九州戦(Cスタ)から上限5000人の有観客試合に踏み切る。新型コロナウイルス感染予防の3密(密閉、密集、密接)回避へ、どのような試合運営が行われるのか? ウィズコロナのJリーグ、各クラブの取り組みや現状を紹介する。

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川崎フロンターレは独自の応援スタイルで、感染拡大を防ぎつつ一体感を生み出す。柏戦のチケット5000枚は完売。来場者には禁止される声援の代わりに、応援方法はタオルマフラーを掲げることで統一しようと呼びかけている。川崎の街をフロンターレカラーのグッズなどで染めて盛り上げる「Paint it Blue」活動と同様、スタンドを青く染めて選手にエールを送る。練習後にオンライン取材に応じた鬼木監督は「サポーターがいる中でやれるのは幸せ。ゴールはサッカーで一番の喜びなので一緒に共有したい」と意気込んだ。