J2京都サンガFCは11日のアビスパ福岡戦(サンガS)から観客を迎える。9日、クラブ広報は「Jリーグが定めた規定を忠実に実行していく。掲示物も増やして啓発をするようにします」と話した。

会場入り口では消毒、検温を実施する。検温は、京都府から貸与されたサーモグラフィーを使用。空港などと同じように顔認証システムが採用されており、通り過ぎるだけで検温が可能なため、よりスムーズな入場ができるという。

飲食店はスタジアム2階の屋外エリアのみ営業予定。選手入場の際は応援歌を流す予定だが、派手な演出は避け、試合中も音は流さないという。

現在のところ観客は3000人程度を見込んでおり、広報は「まずは安全に運営されることが第一条件になる。盛り上げたいけど盛り上げられない。ただ、普段は聞こえない選手たちの声やベンチの指示が聞こえるかも」と話した。

観客数も少なく、客側にも声を出すなどの応援も制限されるが、静かな試合ならではの楽しみ方もある。【南谷竜則】