北海道コンサドーレ札幌はカシマスタジアムでのクラブ初勝利を挙げた鹿島戦から一夜明けた9日、千葉市内で約1時間の練習を行った。途中出場でリーグ再開2連勝に貢献したMF金子拓郎(22)がオンライン取材に応じ、中3日で迎える12日湘南戦に向け「結果が一番評価される。チャンスで決めきることやアシストを出したい」と意気込んだ。

今季出場した公式戦3戦は全て途中出場。鹿島戦でも後半19分からプレーし、同34分にはシュートも放ったがGK正面をつき「結果を残さないと(スタメンに)定着はできない」。シャドーのポジションで重なるFW鈴木が開幕から3戦4発の姿には「得点を取るところやゴール前の嗅覚は見習わないといけない」と話した。

過密日程に加え、前節に鈴木やFWジェイが負傷交代したこともあり、湘南戦は今季初スタメンが有力。敵地の会場は特別指定選手だった昨季にルヴァン杯でJリーグ初得点した縁ある地。金子は「変に意識はしていない。いつも通り自分の仕事をこなせれば良い」。淡々とした言葉と裏腹に、まなざしはリーグ初得点への意欲をたぎらせている。【浅水友輝】