清水エスパルスはクラブワーストを更新する開幕3連敗となった。アウェーでセレッソ大阪に0-2で完封負け。前半から主導権を握られると、後半26分に先制点を献上。同40分には追加点を奪われた。今季クラブは攻撃的なスタイルにかじを切ったが、苦しい航海が続いている。

清水は前節からスタメン5人を変更して試合に臨んだ。過密日程を考慮し、3トップは総入れ替え。フレッシュな顔触れが並んだ。この日も、最終ラインから短いパスをつないで攻撃を試みた。しかし、昨季リーグ最少29失点と堅守を誇った相手のプレスに苦しみ、思うように前進できないまま時間が経過した。ルーキーMF鈴木唯人(18)は、トップ下で2試合で先発。積極的にボールに絡み、得点を狙ったが決定機をつくれなかった。カウンターを狙う相手に終始ペースを握られたまま、前半を終えた。

前半を終えて枠内シュートは、相手の6本に対して0本。逆に後半立ち上がりは、ペースをつかんだ。同12分、MF西沢健太(23)が、鈴木とのパス交換で左サイドを突破。得意のカットインからシュートを放ったが、ゴール左に外れた。

徐々に攻撃の形を作り始めたが、一瞬の隙を突かれた。後半26分、一本のパスで最終ラインの裏を突かれ、先制点を献上。同40分には追加点を奪われ、万事休す。完封負けとなった。

アウェーC大阪戦は、16戦勝ちなし(3分け13敗)。またも鬼門攻略とはいかなかった。【古地真隆】

清水のピーター・クラモフスキー監督 残念なパフォーマンスになってしまった。狙ったエリアを使えず、ボールを簡単に失ってしまった。自分たちのやり方は変わらない。分析して次の試合に進みたい。