【甲府】FWハーフナー・マイク復帰“1号”、リーグ再開前ラストの練習試合で藤枝とドロー

スポーツ報知
ゴールを決めるなど存在感を発揮した甲府のハーフナー・マイク(中央)(ヴァンフォーレ甲府提供)

 J2甲府は20日、ホーム・山梨中銀スタジアムでJ3藤枝と練習試合(45分×3本)を行い、2―2で引き分けた。1本目にFW松田力(28)が先制点。その後逆転を許して迎えた3本目に、今年3月、2011年シーズン以来の甲府復帰を果たした元日本代表FWハーフナー・マイク(33)が復帰後“1号”となる同点ゴールを決めた。

 新潟とのリーグ再開戦(27日・山梨中銀スタジアム)前では最後となる練習試合に、公式戦ユニホームで臨んだイレブン。伊藤彰監督(47)は「すごくいい入りができた。アグレッシブに最初から行けた」と手応えを口にした。ただ、コーナーキックから失点したこともあり「セットプレーで追いつかれて、そこから苦しい状況が続いたかなと思います」と振り返った。

 その中で4バックと3バックを両方試すなど、リーグ再開へ向け貴重な実戦の場とした指揮官。体を張ったりする場面にはまだ物足りなさを感じながらも「最後に1点取って追いついたところはすごく評価できます」とたたえた。

 試合後の監督、選手の取材をテレビ会議アプリ「Zoom」を用いたオンライン形式で行うなど、運営でも本番を想定して行った。無観客ながら、甲府サポーターの応援を録音した音声をスタジアム内に流して選手を“後押し”。松田は「いつもと変わらないモチベーションでやっていました」と効果を口にした。

 さらに、藤枝戦は「VFK LIVE!」と題して、スポーツエンターテインメントアプリ「Player!」上でライブ中継され、クラブを応援する企画「ヴァンギフ(投げ銭/Player!Support)」も実施された。

 リーグ再開まであと1週間。松田は「一発目は勝って勢いに乗りたい。まず勝ち点3を取ることを目標にやっていきたい」と気合いを入れ直した。最高の形で再スタートを切るためにも残りの時間を有効に使っていきたい。

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