北海道コンサドーレ札幌は3日、札幌・宮の沢で全体練習再開後初めての対人練習を行った。

4月11日以来の対人となる8対8のミニゲームで汗を流した。DF福森晃斗(27)は懸命な守備を見せ、「楽しかった。やっぱり試合してなんぼ。対人ができる環境になってくれて良かった」と喜んだ。練習内容の前進に、心からうれしそうな様子だった。

全体練習再開3日目で、選手には負荷が掛けられた1日となった。ミニゲームは3チームに分け、対戦がないチームも別練習で休憩はなく、最後には息を切らす選手の姿もあった。ミハイロ・ペトロビッチ監督(62)の「ブラボー」や「行け」と声がグラウンドに響き、福森は「久しぶりに聞いた。新鮮さはあった」と熱血指導になつかしさを感じた。

気持ちを引き締める。前日2日、名古屋FW金崎の新型コロナウイルス感染が発表された。「しっかり手洗い、うがいなどをしていかないといけない」と、自チームからの感染者を出さないための予防意識をあらためて確認した。「5週間は長いようで短い。しっかりチームの連係を見つめ直さないといけない」。4日には紅白戦も予定され、いよいよ実戦モードに入っていく。【保坂果那】