肺炎で代表招集見送りの吉田麻也「正直寂しいし悔しい」 W杯予選に照準

 肺炎のため日本代表招集を見送られたDF吉田麻也(30)=サウサンプトン=が23日、都内でミズノの新サッカーシューズ「レビュラ3」のPRイベントに出席。FWフェルナンドトーレス(35)=鳥栖=とトークショーを行った。

 質問コーナーでは、プレミアリーグで対戦した記憶を問われた。フェルナンドトーレスの「間違いなければ2シーズン対戦したと思います。どっちが勝って負けたか覚えていませんが」という回答に対して、吉田は「結果は僕も覚えていないことにします」と苦笑い。そして「トーレス選手は紳士的。試合中競り合った時に肘が僕に当たってしまって、その時も『ごめんね』と言ってくれました」と対戦当時のエピソードを明かした。

 イベント後に取材に応じた吉田は、森保監督と話して今回の日本代表から外れたという経緯を説明。「3月も(代表に)いっていない。代表に呼ばれるようになってから、2シリーズ続けていかないことはなかったと思う。正直、寂しいし悔しい」と心境を吐露した。

 体重が激減するなど、現在は回復途上の段階。故郷の長崎でトレーニングを重ねる。「大切なのはいい状態で新シーズン、プレシーズンを迎えること。サウサンプトンで出られないと代表でも力になれない。何よりもコンディションが大事」。まずは自チームでの新シーズンポジション取りに照準。その先に9月のW杯アジア2次予選を見据えた。

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