新型コロナウイルスの流行により中断に入っていたものの、5月に入ってリーグ戦が再開されたブンデスリーガ。鎌田と長谷部が所属するフランクフルトは再開後に失点を重ねていることもあって、先日のフライブルク戦ではそれまで採用していた3バックのフォーメーションに戻し一定の成果を手にしました。前線では鎌田も待望のリーグ初ゴールをあげ、何とか勝ち点1を獲得しています。

その鎌田をブンデスリーガ公式やSPORTSCHAUは第28節のベストイレブンに選出。数多のチャンスに絡んだことのみならず、12.1kmを走りきった献身も讃えられており、後はフィニッシュ時の冷静さがもう少しあれば素晴らしい未来が待っているとポジティブに評価されていました。最近は球際でも粘り強く戦えるようになってきており、ドイツでの戦いへの適応が順調に進んでいることがうかがえます。

また、ここのところの不調で順位を落とし、残留争いに巻き込まれそうなチームの危機にこそ、長谷部の経験と知識が活きると地元紙が特集。崩壊気味の守備を安定させる存在として期待がかかっているようです。

ブンデスリーガ第29節、フランクフルトはアウェーで上位のヴォルフスブルクと対戦。今シーズンのフランクフルトはアウェー戦を苦手としている上に、相手のヴォルフスブルクは現在EL出場権をかけて熾烈な争いの只中にいるとあって苦戦が予想されます。試合前にアディ・ヒュッター監督が引き続き3バックのシステムでいくことを示唆していたように、長谷部はリベロの位置で先発。そして鎌田はトップ下に入ってのスタメン出場となります。
試合前記事

【長谷部誠:フランクフルトのスタビライザー】Frankfurter Rundschau
これまで失われていた安定性を、火曜日のフライブルク戦で少なくともある程度チームにもたらした長谷部誠だが、彼の長いキャリアの中では様々なものを目にしてきた。基本的にサッカー選手が体験できることの全てをである。ワールドカップに出場(4回)、ドイツ王者に輝き(ヴォルフスブルク)、日本王者に輝き(浦和レッドダイヤモンズ)、そしてドイツカップも手にしている(フランクフルト)。
降格を味わい(ニュルンベルク)、残留を味わい(フランクフルト)、国際試合で世界中を旅し、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグでプレーして、日本代表として114試合に出場。守備的中盤として、6番として、リベロとして、右サイドバックとして、そしてしばしの間ゴールキーパーとしてプレーしたことも一度ある(2011年、ヴォルフスブルクのGKマルヴィン・ヒッツが退場した際)。
(中略)
フランクフルトが危機に直面している中、ベテランの彼が対応すべきだ
現在の危機において、ベテランの彼が対応すべきだししなくてはならない。間違いなく彼にはそれをするだけのスキルがある。戦術家であり、思想家であり、チームで彼をおいて他にないほど試合がどう動くかを分かっているのだ。チームメイトは彼に託すことが出来るし、彼は脆い守備をサポートできる。多くの場合において、経験豊富な彼は正しい場面に顔をだし状況を注視している。ゲームの流れを調整し、また最高のパサーでもある。確かに、これまでのシーズンほど上手くはプレーしていないものの、それでも不安定なチームにおいて遥かに優れたメンバーの一人だ。

【話し合いはシーズン後に:鎌田が新契約へ】FUSSBALL.NEWS
2016年の夏にフランクフルトへとやって来てからというもの、鎌田大地は目覚ましい成長を遂げた。日本人選手はフライブルク戦で輝きを放ち、ブンデスリーガでの初得点をマーク。だが、まだ素早く契約がまとまったわけではない。(中略)
鎌田との仕事を続けていきたい考えのヒュブナー
それからというもの、鎌田の市場価値は上昇してきており、ヨーロッパリーグ決勝トーナメントのザルツブルク戦におけるハットトリックや、フライブルク戦でのブンデスリーガ初ゴールも彼の値を下げるものではない。
先日、スポーツディレクターのブルーノ・ヒュブナーは当サイトの質問に対し、「我々は契約延長を希望しており、彼との仕事を続けていきたい」と答えている。

【第28節ベストイレブン】ブンデスリーガ公式
ミッドフィールド:鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)]
鎌田大地は試合で最多となる枠内シュートを放ち(7本)、最長距離を走り(12.1km)、もっとも度々スプリントし(43回)、遂にはブンデスリーガで初となるゴールで報われることになった。

【第28節ベストイレブン】SPORTSCHAU
ミッドフィールド:鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)]
トップ下の彼はフランクフルトの35回あったチャンスの内の10に絡んでみせた。日本人選手はチームで最も一生懸命プレーした「仕事人」であり、12.1kmを走ってみせた。彼はまた43の強烈なスプリントをしてみせ、枠内に7本のシュートを放っている。その仕事の見返りとして、自身のブンデスリーガ初ゴールをマーク。もし鎌田がもう少し効率的にプレーし、相手ゴール前でもう少し冷静でいられれば、彼の前途には素晴らしい未来が待ち受けていることだろう。


ヴォルフスブルク 1-2 フランクフルト



【点取り屋の鎌田がフランクフルトの不安をやわらげる】hessenschau
フランクフルトはアウェーのヴォルフスブルク戦で意外な勝利をあげ、残留争い入りのムードを一掃した。新たなストライカーである鎌田大地のおかげで、順位表の景色がやや良いものに。
(中略)
鎌田が再び決める
(前略)そして、ほぼ全員が引き分けになると心構えしているところで、突如として鎌田がヴォルフスブルクのGKクーン・カステールスの前に飛び出し、試合終了間際に2試合連続となるゴールを決めた。

【終了間際に鎌田:フランクフルトがアウェーのヴォルフスブルク戦で勝利】ブンデスリーガ公式
マン・オブ・ザ・マッチ:鎌田大地
それまでの24試合では得点をあげられなかったものの、鎌田が2試合連続となるゴールを決めた。アディ・ヒュッター監督が率いるチームに6試合ぶりとなる勝利をもたらした。

【トラップと鎌田がフランクフルトの勝利を決定づける】Bild
フランクフルトは再開後11失点。その結果、残留争いが!
リーグで最悪のアウェー戦績のフランクフルトだが、ヴォルフスブルクで1-2の勝利をあげた。

【前シント・トロイデンの鎌田がフランクフルトに勝利をもたらす】VP(ベルギー)
ヴォルフスブルクがホームでフランクフルトを抑えきれず。1-2で敗れた。

【スタッツ】whoscored、sofascore
鎌田大地
89分まで出場、ゴール:1、シュート:2(枠内1)、タックル:1、パス成功(精度):26(83%)、ボールタッチ:50、デュエル:13(7勝)
長谷部誠
フル出場、キーパス:、タックル:1、パス成功(精度):26(78%)、ボールタッチ:39、デュエル:9(3勝)

【採点】
[whoscored]鎌田7.79 長谷部6.06
[sofascore]鎌田7.5 長谷部6.4

【主にフランクフルトファン】
・Anonymous
鎌田その調子だ!
俺らフランクフルトにとってすごく貴重な存在だよ

・アベル・メスザロス
ポゼッション時に鎌田が左に流れるの面白いね

・Anonymous(アーセナル)
鎌田はヤバいくらいいい!(アーセナルのレジェンドだからってだけで言ってるわけじゃなく)

・Anonymous
鎌田、どうしてそこでコスティッチに通さないのか

・Anonymous
鎌田!!!!!!

・Anonymous
サムライ

・Anonymous
愛してるぞ鎌田、愛してる

・Anonymous
鎌田と長谷部をスタメンにして、フランクフルトが復調したの素晴らしいね

・Anonymous
鎌田のでかいゴールだね

・Anonymous
鎌田このセクシー野郎が!!!!!

・Anonymous
鎌田はチャンスを無駄にしすぎって書こうとしたら決めた

・Anonymous
ダンケ、ダイチ

・Anonymous
彼の初ゴールは見逃したけど、どっちにしてもこっちのゴールの方が全然すげーや!

・Anonymous
鎌田は残りの試合でレギュラーにしないと

・Anonymous(他サポ)
この日本人選手はかなりやるよって言ったろ

・Anonymous
鎌田復活だぜ

・アンドリュー・マッドクス(サッカー記者)
鎌田のファンタスティックなちょいとしたフィニッシュ

・Anonymous
鎌田はいよいよブンデスリーガでの点取り方を学んだね

・Anonymous(アーセナル)
鎌田の決勝点がフランクフルトの6試合勝利なしの流れを終わらせたぞ

・Anonymous(スペイン)
決勝ゴールを決めていつもの運動量を見せた好調な鎌田大地を擁するフランクフルト、現実的な試合内容

・Anonymous(アメリカ)
鎌田が本調子になってよかった。素晴らしいペースのある見事な創造性ある選手。彼のさらなる成長がマジで楽しみだ

・Anonymous
コンパクトなチーム鎌田、なんて華麗な一戦だ

・Anonymous(マンチェスター・ユナイテッド)
鎌田大地を取りにくべきかね
これまでのところ見ててまずまずだし、素晴らしいフィニッシャー
彼をスカウトしたら最高でしょ

・Anonymous(ペルー)
フランクフルトのベストプレイヤーはコスティッチと鎌田。二人が今日の成し遂げた勝利で決定的な仕事をした攻撃を請け負ってる(試合を通して素晴らしく堅くまもった守備は勿論として)

・Anonymous
ここ2試合の果敢なラインナップが報われたね。きっちり、それが唯一の道だ。前で仕事すれば、後ろでカバーできる

・Anonymous
とんでもなく重要な勝利。ぶっちゃけ予想外だった

・Anonymous
鎌田がブンデスリーガで一番きつい時期に来てくれたね。勿論、これは今やっtるポジションによるものだけど
最終盤までキレが残ってるといいんだが

・Anonymous
キープレイヤーの長谷部がこの大事な4連戦に温存されてた。これでシステム維持して、長谷部が休み必要な時だけ変えてくれるでしょ

・Anonymous(ボタフォゴ)
このフランクフルトの日本人選手の鎌田かなりやるね。ちょっと本田を彷彿とさせる

・Anonymous
鎌田2試合2ゴール、すごいな

・Anonymous
鎌田がゴール決めたあああああ!!!クリスマスとイースターが一緒に来たみてーだ!

・Anonymous
鎌田はチームのベストだったね。あのゴールはデザートにチェリーのせたようなもの。かなり落ち着いて90分やって、ほぼ前線でしっかりポジショニングして。唯一の悪かったプレーは、ゴール前に1-2に出来た場面

・Anonymous(アーセナル)
ご飯を買いに家を出て戻ったら、フランクフルトがまた得点してて、決めたのがエメリを首にした鎌田だったと気付いた

・Anonymous(アーセナル)
彼はアーセナルのレジェンドだよ

・Anonymous(アーセナル)
なんて格の違う選手なんだ鎌田

・Anonymous
鎌田よかったね、あのゴールが花を添えた

・Anonymous(マンチェスター・ユナイテッド)
お見事、素晴らしい結果だね。鎌田がマン・オブ・ザ・マッチだ。コーも完璧なプレーした

・Anonymous(ポルトガル)
この鎌田はマジで好きだな…フランクフルトのベストプレイヤーかも

・Anonymous(ウルグアイ)
鎌田大地の運動量とエネルギーはフランクフルトがいる難しい状況の鍵だね

・Anonymous
どうやら鎌田は無観客のブンデスリーガでのみ決めるみたいだな

・Anonymous
鎌田大地のフランクフルトでの成績:45試合、10ゴール、7アシスト
今シーズン:41試合出場、10ゴール、7アシスト

・Anonymous
あのフランクフルトのゴールは3選手の特徴を際立たせてたね
○コスティッチがイカれたようにクロスあげる
○ドストが完璧に落とす
○鎌田がいつもの土壇場のゴールをあげる

・Anonymous
5バックに戻したことの一番の要素は、鎌田が手にした新たな自由。時にサイドでドリブルで勝てる選手を無駄にしないってのは大事だ



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