J1清水エスパルスは30日、静岡市内のグラウンドで選手を2組に分け、非公開でのトレーニングに励んだ。練習後、ピーター・クラモフスキー監督(41)とMF中村慶太(26)が、オンライン会議システム「Zoom」を利用して取材に応じた。

Jリーグは29日にウェブ上で臨時実行委員会を実施し、J1再開を7月4日に定めた。2月23日の開幕東京戦(1-3)以来、132日ぶりの公式戦となる。中村は「4カ月以上も試合がないのは、サッカー人生で初めて。待ち遠しい」と心待ちにした。

リーグは政府の方針を踏まえ、7月10日以降から無観客試合の解除を検討。再開直後は無観客での開催となるが、クラモフスキー監督は「サポーターがいないのは寂しいが、決定をリスペクトしている。誇りに思えるようなプレーを見せたい」と話した。

トップチームは4月15日から活動を休止し、今月18日から再開。感染予防の観点から複数のグループに分かれて練習を重ねてきたが、来月1日からは、4月14日以来となる全体練習へ移行する。再開まで約1カ月。クラモフスキー監督は「良いトレーニングができている。攻撃的でアグレッシブなプレーを見せられるよう、準備したい」と力を込めた。

前例のないシーズンとなったが、掲げた目標が揺らぐことはない。中村は「J1優勝が目標。トップを目指す上で結果にこだわって戦いたい」と意気込んだ。