【清水】屋久島町出身唯一の現役Jリーガー高橋、豪雨被害の故郷へ「明るい報告を届けたい」

スポーツ報知
豪雨に見舞われた故郷・屋久島をプレーで元気づけたいと語る清水FW高橋

 清水は豪雨により土砂崩れが起きた鹿児島県屋久島町出身唯一の現役Jリーガー、FW高橋大悟(20)が故郷のため「明るいニュースを届けたい!」と意気込んだ。

 19日の局地的な大雨で約1万2500人に避難勧告が出たほか、登山者ら314人が一時孤立した屋久島町。世界遺産の島で生まれ育った高橋は家族や知人の無事を確認したが「元々雨の多い所なんですけど『今回は怖かった』と言っていた」。よく遊んだ橋も崩壊し「思い出の場所なんで…」と残念がった。

 今季はルヴァン杯のみ2戦先発し、途中交代で0得点。だが、14日に就任した篠田善之監督(47)とはコーチ時代から一緒に居残り練習を行い「1年間ずっとやってきた。見てもらってると思う」。結果で恩返ししたい気持ちは大きい。

 チームは敗退が決まったが、GS最終節の相手は磐田だ。指揮官として初ダービーに臨む篠田監督は「勝利を目指していく」ときっぱり。「ゴール決めたい。小さい島だし、僕が頑張って明るい報告を届けたい」屋久島出身唯一のJリーガーが、熱い気持ちで臨む。(小松 雄大)

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