サッカーU-19日本女子代表が21日、フランスで行われていた6カ国対抗の「SUDレディース杯」を終えて帰国した。

大会では開催国のU-19フランス代表を1-0で破るなど健闘したが、今年10月に行われるU-19アジア女子選手権タイ大会でも対戦するU-19北朝鮮代表に唯一の黒星を喫し、4勝1敗の2位で大会を終えた。

池田太監督(48)は「シミュレーションもできたし、いろんなプレーも見ることができたので有意義な大会でした」と振り返った。敗れた北朝鮮は、20年U-20W杯出場権をかけて戦うU-19アジア女子選手権タイ大会でのライバルにもなる相手。指揮官は「1度、戦えたことで、できたことや課題が見つかった。やれてよかった。常にアジアの予選は厳しい戦いになる」と力を込めた。

同大会は、男子が20年東京五輪世代となるU-22チームで戦っているトゥーロン国際大会の女性版とも称される大会。招待を受けた日本は今回が初出場で、フランス、北朝鮮のほか、ガボン、メキシコ、ハイチが参加した。

全5戦中3戦でキャプテンマークを巻いたMF菅野奏音(おと、18=日テレ)は「1位を目指していたので悔しいですし、優勝しないといけなかった」と唇をかんだ。フランス戦は突然の雨、北朝鮮戦は強風の吹き荒れる中での試合となったといい「AFC(アジア選手権)になった時もタイでいろんな展開があると思うので、状況に応じた戦い方をしていかないといけない。チーム全体で修正していきます」とリベンジを誓った。