J2アルビレックス新潟はオフが明けた21日、第15節FC琉球戦(25日、沖縄・タピック県総ひやごんスタジアム)に向けた練習を聖籠町のクラブハウス練習場で行った。左大腿(だいたい)部裏の軽度の肉離れで離脱していたDF広瀬健太(26)が全体練習に合流。戦線復帰へ1歩を踏み出した。

広瀬は練習終盤の試合形式以外のメニューを無難にこなした。攻撃の組み立ての確認では丁寧にパスを出し、シュートのクリアにも跳ぶ。練習後は約2時間かけて痛めていた患部をケア。「もう違和感はない。少しずつ調子を上げていきたい」と手応えを話した。

第12節レノファ山口戦前日の3日、練習後に痛みを感じた。以後、別メニューに。その前の2試合、広瀬はセンターバックでフル出場。個人的には好感触をつかんでいた中での離脱だった。現在、新潟は2試合連続3失点と守備の立て直しが急務。「最後に体を張る部分が物足りない」。チームにかけているのは、自分が得意とするプレーだと感じた。

センターバックはDFパウロン(29)が復帰するなど、競争が激しくなっている。「練習でしっかりアピールするしかない」と広瀬。「なるべく早く戻ってチームを助けられる選手になりたい」。1日も早い完全復帰を誓った。