コンサドーレ札幌GK阿波加俊太(25)が5日、札幌・宮の沢で行われたミニゲームに参加した。タイキャンプ中の1月23日、左膝内側側副靱帯(じんたい)を損傷。

約10週間ぶりにゲーム形式の練習に参加し「ちょっと恐怖心があってここまで長引いたけど、やってみて全くそういうのも感じなくできた。長くゲームから外れていたけど、今日から入ることができて楽しくできた」と喜んだ。

当初復帰まで6~8週を見込んでいたが、Jリーグ中断で焦らずじっくりケガと向き合った。「僕にとっては(中断は)プラスにはなってくれている。みんなこういう状況で大変。僕がプレーして少しでも元気を届けたい」。今も完全に痛みは消えず、インステップで左足でボールを蹴った際には痛みを感じる。それでも「ゲームをやるのが一番楽しい」とゴールを守る。

離脱後、2月にGK陣にカウィンが加入した。バセドー病で別メニュー調整中のク・ソンユンも順調に回復している。菅野も含め、キーパー陣は現在4選手。「さらに競争が激化して、僕自身は難しい状況にはなったけど、ネガティブにならず、絶対に負けてると思ってないし、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してチームをいい方向に持っていけたらと思う」と誓った。【保坂果那】