バーンリー、リーグ“打ち切り”なら今夏破産の危機 クラブ会長が明かす「それは事実だ」

バーンリーがリーグ戦が打ち切りの場合の損失を発表した(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
バーンリーがリーグ戦が打ち切りの場合の損失を発表した(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

プレミア10位のバーンリー、約67億円の損失が生じると発表

 プレミアリーグのバーンリーは現地時間4日、新型コロナウイルスの影響で今季リーグ戦が打ち切りとなれば最大5000万ポンド(約67億円)の損失が生じると公式サイトで明かした。同クラブのマイク・ガーリック会長は今夏にもクラブが破産する懸念もあると危機感を募らせている。

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により中断しているプレミアリーグ。当初は5月上旬の再開予定だったものの、再開の見通しが立たず、3日には無期限延期となることが発表された。クラブの財政にも大きな影響が及ぶため、各クラブへ選手の年俸3割カットの対応も通達した。

 そうしたなか、中断時点でプレミアリーグに10位に位置するバーンリーは4日に声明を出し、シーズンが打ち切りとなればクラブは最大で5000万ポンド(約67億円)の損失を被ると発表した。

 その内訳は放映権料収を含む4500万ポンド(約60億円)の分配金と、残りのホームゲーム開催で得られるはずだったマッチデー収入の500万ポンド(約6億7000万円)とされ、これらが全て泡と消える可能性があるという。分配金は順位によって変動するため、クラブによっては倍の1億ポンド(約133億円)の損失を被る可能性があるとも指摘されている。

 ガーリック会長は「我々や他のプレミアリーグクラブにとって前代未聞の事態。数週間前までは到底予想もできなかった」と悲痛な胸の内を明かしている。

 また、英紙「ザ・サン」によると同会長は英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで「もしシーズンが打ち切りとなり、来季の開始も明らかにならない状況になれば、我々のクラブは8月には資金が尽きる。それは事実だ」と語り、今夏中に破産する可能性も示唆した。

 昇格4年目の今季もここまで10位と健闘を見せていたバーンリーだが、新型コロナウイルスの影響で致命的な打撃を受けることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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