伝説的ボレーから驚愕オーバーヘッドまで! CL決勝を彩った珠玉の“ゴラッソ集”

(左から)マンジュキッチ、ジダン、ベイル【写真:Getty Images】
(左から)マンジュキッチ、ジダン、ベイル【写真:Getty Images】

ジダンの左足ボレーなど珠玉の3ゴールをDAZNが選定して公開

 今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断状況にあるが、例年であれば準々決勝の時期が近付いている。DAZNは過去の決勝で生まれた“ゴラッソ”に焦点を当て、動画で公開。伝説のボレー弾から記憶に新しいオーバーヘッドまで、珠玉のゴールが紹介されている。

【PR】ABEMAでプレミアリーグ生中継!三笘所属ブライトンや遠藤所属リヴァプールなど厳選試合を無料生中継!

 最初に登場するのは、現在はレアル・マドリードの監督を務める元フランス代表MFジネディーヌ・ジダンの伝説的ボレーだ。2001-02シーズンの決勝で、レアルはドイツのレバークーゼンと対戦。元ドイツ代表の“小皇帝”ミヒャエル・バラックが牽引するチームと熱戦を繰り広げた。そして、1-1で迎えた前半終了間際に衝撃の一撃が生まれる。

 左サイドの元ブラジル代表DFロベルト・カルロスが相手と競り合いながらクロス。高く上がったボールの落下点に入ったジダンは、これをトラップすることなく左足のボレーで捉える。美しい弧を描いたシュートには元ドイツ代表GKハンス=ヨルク・ブットも届かず、レアルに“ビッグイヤー”をもたらす伝説のゴールとなった。

 続いて収録されているのは、2016-17シーズンの決勝でユベントスの元クロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチが決めた高難度のボレーシュート。レアル・マドリードと対戦したユベントスは、前半20分にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに先制ゴールを許す苦しい展開を強いられたが、そのわずか7分後にマンジュキッチが“ゴラッソ”で試合を振り出しに戻す。

 左サイドからのクロスをアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが落とし、ボールはマンジュキッチのもとへ。胸トラップの瞬間にマンジュキッチの体はゴールに背を向けていたが、ボールをピッチに落とすことなくアクロバティックなボレーを放つと、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスの牙城を破る同点弾となった。試合には1-4で敗れたものの、その輝きは歴史に刻まれている。

 最後に収められているのが、2017-18シーズンの決勝、レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルがリバプール戦で見せた驚愕のオーバーヘッド弾。ベイルはベンチスタートだったが、1-1の後半16分にジネディーヌ・ジダン監督に投入されると、わずか3分でその期待に応えてみせる。

 左サイドのブラジル代表DFマルセロが右足でクロスを入れると、これに反応したベイルはやや下がりながら全身を使ったオーバーヘッドで合わせる。意表を突かれたリバプール守備陣を尻目に、完璧なシュートがネットを揺らし、レアルに13回目の栄冠をもたらした。

 今季のCLがいつ再開するのか現時点では定かではないが、決勝が開催された暁には、世界を魅了するようなゴールが生まれる一戦を期待したい。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング