【浦和】5日から18日まで活動休止を発表 FW興梠「一人ひとりが真剣に向き合わないと終わらない」

スポーツ報知
浦和FW興梠

 J1浦和は4日、新型コロナウイルスの感染予防対策として、5日から18日までチーム活動を停止することを発表した。

 公式サイトでは「埼玉県からも不要不急の外出自粛の要請が出ています。スポーツ界だけではなく、日本国内、世界各国においても、非常に困難な状況が続いております」とし、5日から18日まで大原サッカー場(さいたま市)でのチーム活動を休止すると報告。チームは3日、8日間のオフを経て練習を再開したばかりだった。

 先月末から神戸、C大阪、J2群馬でJリーガーに感染者が続出。J3は4月25日、J2は5月2日、J1は5月9日と段階的な再開を目指したが、Jリーグの村井満チェアマン(60)が3日の会見で「1か月以上後ろにずらしていく」と再延期を決めたことを受け、長期間の活動休止を決めた。

 FW興梠はクラブを通じてコメントを発表。タレント・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎が原因で先月29日に死去したことに触れ「僕は志村けんさんのことが大好きでしたから、そういうスーパースターが亡くなってしまうような状況は本当に怖いと思います」と心境を記した。

 今回の感染拡大について「一人ひとりが真剣に向き合わないと終わらないことだと思います」と警鐘を鳴らし、「自分自身が気を付けていても周りの人が自粛していないと感染してしまう危険性もあると思います。選手もオフの期間中、なるべく外出しないようにと厳しく言われましたが、みなさんにも気を付けてほしいです」と呼びかけた。

 DF宇賀神は「今回のクラブの決断にとても感謝しています。大切な人を守るために一人ひとりがもう一度、責任を持った行動を取るよう心掛けてください。サッカー、そして浦和レッズがない生活はとても退屈だと思いますが、みんなでこの危機的状況を乗りきりましょう。みなさんにまた会える日を楽しみにしています」とコメントした。

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