J1神戸は30日、DF酒井高徳(29)が新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査で陽性反応が出たと発表した。Jリーグの選手で感染が確認されたのは初めて。感染経路は不明。25日夜に38度の発熱、28日にはにおいを感じないなどの症状を訴え、この日午後に陽性と判定された。現時点で他の選手、スタッフに感染症や風邪の症状などがある者はいないが、5月9日のJ1再開に影響を及ぼす可能性が出てきた。
新型コロナウイルスがJリーガーを襲った。神戸のDF酒井が、感染を調べるPCR検査で陽性反応を示した。クラブを通じ「感染した以上、僕には自分以外の方の感染がないことを本当に心から願うことしかできません。全ての皆さまに心からおわび申し上げます」などとコメントした。
25日夜から38度の発熱を訴え、26日に兵庫県内の病院で急性上気道炎と診断された。翌日も熱が38度まで上がり、頭と喉に痛みがあった。28日にはにおいを感じないなどの症状があったため、医師の助言により兵庫県内の病院でPCR検査を実施、この日午後5時に陽性と判定された。
クラブは午後6時すぎからオンラインで立花陽三社長、三浦淳寛スポーツダイレクターが記者会見。立花社長は「Jリーグおよびファンの皆さまにご迷惑、ご心配をお掛けすることになり大変申し訳ありません」と陳謝した。