サッカー元日本代表MF本田圭佑(33)=ボタフォゴ=の大叔父で元オリンピアンの本田大三郎さん(85)が29日放送のフジテレビ系「ジャンクSPORTSスーパースターが大集結!!ニッポンを明るくするぞSP」(日曜後7・0)にVTR出演。本田が小学生の頃から付けていた「夢ノート」について解説した。
番組では「スーパースター徹底解剖」としてメジャーリーガー、大谷翔平(25)=エンゼルス=と本田の共通点や指導法の比較。過去のプレー映像を紹介するなどした。
大三郎さんは日本初の五輪カヌー選手として1964年の東京五輪に出場。幼き日の本田も「五輪選手が来た」と大三郎さんになついていたという。そして、本田から強くなる方法を問われた大三郎さんは「一番簡単な方法は今日やったことを記録すること」とノートを付けることをアドバイスした。
ノートの内容について大三郎さんは「ただ単にコーナーから3本蹴って2本入ったとかじゃなく、インステップ(足の甲)で蹴ったのか、トーキック(つま先)で蹴ったのか。蹴った時の目線の位置、歩数。そのようなことを整理して書く」とかなり詳細に書かせていたとのこと。そうすることで「最終的に自分に足りなかったものは何か。そういうことが後で読み取れる」と解説した。そうした大三郎さんの教えに倣い、本田がこれまでに付けたノートの数は100冊を超えるという。
番組には元日本代表DF中澤佑二氏(42)と坪井慶介氏(40)も出演。ノートを付けていたかどうか問われると中澤氏は「付けてなかったんですよ」とポツリ。坪井氏は「実は書いてた」と話し、「毎日の練習の復習、次の日の課題を書く。これを高校3年間」ときっちり付けていたそうだが「大学でめんどくさくてやめちゃいました」と挫折したことを明かした。
また、番組で本田がワールドカップで3大会連続でゴールとアシストをそれぞれ記録していることを映像つきで振り返ると、本田もこの放送をチェックしていたのか、ツイッターで「コートジボワール戦のゴール後に喜びすぎたことは2014年の失敗でした」と投稿した。
2014年ブラジルワールドカップの初戦コートジボワール戦に先発出場した本田は前半16分に強烈なシュートをたたき込んで先制点を挙げたが、後半19分にFWボニー、同21分にFWジェルビーニョに逆転弾を許し敗北していた。