元ベルギー代表のMFフェライニ、コロナ陽性反応…東アジア主要リーグの選手で初の感染

スポーツ報知
新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出た元ベルギー代表のフェライニ(右)

 中国1部の山東は22日、所属する元ベルギー代表MFマルアン・フェライニ(32)が新型コロナウイルスの検査を受け、陽性反応が出たことを発表した。東アジア圏の主要リーグでは初の感染者となる。

 18年ロシアW杯で日本代表からゴールを奪った世界的MFの感染が発覚した。発表によると、中国の山東省済南市に滞在していたフェライニは、20日に新型コロナウイルスの検査を受け、陽性反応が確認された。体温は正常で、指定の医療機関に隔離されている。JリーグやKリーグ(韓国)所属選手の感染者はこれまで発表されておらず、東アジア圏の主要リーグでプレーする選手では初の感染事例とみられる。山東は既に活動を自粛している。

 フェライニはベルギー代表として87試合に出場。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦では日本代表と対戦し、日本が2―1でリードしていた後半29分にアフロヘアを揺らしながらヘディングで同点ゴールを沈めた。マンチェスターU(イングランド)時代にはMF香川真司(31)とポジション争いを繰り広げ、19年に英国メディア「デイリー・メール」によれば移籍金1040万ポンド(約14・9億円)、週給23・5万ポンド(約3367万円)の契約で山東に加入。同年のACL1次リーグで鹿島と対戦し、カシマスタジアムでゴールを挙げた。

 新型コロナウイルスの感染拡大はサッカー界にも影響が大きく、スペイン1部バレンシアで選手・スタッフの35%に陽性反応が確認されるなど欧州を中心に蔓延(まんえん)。中国でプレーするフェライニも猛威に巻き込まれる形となった。

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