【東京V】今季のJ1・J2降格なしが決定し、FW大久保嘉人が持論を展開。「今はそれで上等という気持ち…だけど」

スポーツ報知
練習後の大久保嘉人

 Jリーグは19日、ウェブ会議による臨時実行委員会を行い、今季はJ1・J2で降格なしにすることを正式決定。何度も昇格・降格を経験してきたJ2東京VのFW大久保嘉人(37)が、持論を展開した。

 プロ20年目のFW大久保は、これまで昇格1回(02年C大阪)、降格4回(01年C大阪、06年C大阪、12年神戸、19年磐田)を経験。05年のマジョルカ(スペイン)、10年の神戸、18年の磐田では残留争いの末に踏みとどまった。

 天国か地獄という修羅場を数多く知るストライカーは今季降格なしというリーグの決定を受け、「開幕したばかりで全てのチームが優勝や自動昇格圏内(2位)を目指せるし、今はどこも『それで上等』という気持ちだと思う」と言いつつ、「だけど、シーズン終盤に入ったらどうかな。(降格がないことで)来季を見据えて若手に切り替えるチームが出てくるかもしれない。消化試合みたいなのが増える可能性はあるよね」と持論を展開した。また優勝争いについても変化が出てくると予想し、「優勝争いをするチームも難しくなると思うよ。絶対に優勝を阻止しようと思ったら、相手は攻めないで守りだけ固めればいい」と続けた。

 永井秀樹監督(49)は「我々は上を目指して、昇格をイメージしてやっていくだけ」と話し、「(降格がないことで)より皆が攻撃的になったら面白いですね」とコメントした。クラブは新型コロナウイルスの感染拡大を受け、20日以降はメディアも含め、当面の間は完全非公開とすることを決めた。

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