【なでしこ】国際親善大会で五輪へ修正力習得だ…中2日3試合で代表選考も両立

スポーツ報知
シービリーブス杯出国前に取材を受ける高倉監督

 サッカー女子日本代表のなでしこジャパンは2日、国際親善大会「シービリーブス杯」(5~11日・米国)に参加するため、成田空港から出国した。日本のFIFAランクは10位で、同大会では13位のスペイン、6位のイングランド、1位の米国と対戦する。19年フランス大会以降、5試合全勝無失点の成績を残しており、高倉麻子監督(51)は「世界で勝つためにという意味で、修正点や出来ることをたくさん拾えると思う。短い時間で修正する力をつけていきたい」と意気込んだ。

 東京五輪前最後の海外遠征となる3試合では、ある程度メンバーを固めて戦いながら、五輪代表18人の選考も両立する意向。試合は移動を含む、中2日の過密日程で行われることもあり、指揮官は「(五輪の)いいシミュレーションになるし、チームの総合力が試される。内容を突き詰めていきながらコンディション面でも、うまくチームを作っていけたらいい」と、7月の本番を想定した戦いを見据えた。

 新型コロナウイルス感染が拡大しているが、現時点で大会に影響はなし。4月11日には、ニュージーランド代表との国際親善試合(ユアスタ)を予定している。今後の影響に不安が残る中、「万全を期して、どんなことが起きても戦い抜きます」と話した。

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