ガンバ大阪の元日本代表DF昌子源(27)は2月29日、チームへの完全合流へ手応えを示した。2月にフランス1部トゥールーズから完全移籍したが、昨秋からの右足首痛で主にリハビリや別メニューで調整してきた。25日とこの日は部分合流ながら、トップのメンバーと同じ練習もこなしたという。

「まだ痛みはあるが、これがゼロになるかは分からない。やりながら治す。近々、完全合流になるかは分からないが、とにかく部分合流ができてよかった」

移籍後は患部に超音波やレーザー治療を施し、マッサージなどでも確実に右足首は良化しているという。「先の見えなかった出口が見えてきた。自分の中でニュース」と昌子。宮本恒靖監督(43)とは2月中旬に映像を見ながら目指すサッカーの説明を受け、意思疎通も図れている。指揮官も「何もなければもうすぐ完全合流できる」と話す。

現在は新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受けて、Jリーグの全公式戦が一時中断となっている。移籍後のデビューができていない昌子にとっては、この時間を有効に使いたい。

「僕がいけると思うタイミングと、監督が必要とするタイミングがあるので難しい。急ぎたくはないが、試合にも出たい」。現実的には4月以降のデビューとなる可能性が高いが、タイトルを目指すG大阪にとっては昌子の復帰は朗報になる。【横田和幸】