セレッソ大阪の高卒新人でU-18日本代表候補にも入るDF田平(たびら)起也(18)が26日、お預けとなったプロデビュー戦に関して前向きな姿勢を見せた。

本来ならこの日、ルヴァン杯1次リーグ第2戦のベガルタ仙台戦(アウェー)の予定だった。だが新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、前日25日に3月15日までのJリーグ全公式戦が延期されることが決まった。

今春に神戸弘陵から入団した田平は、仙台戦でのプロデビューが有力視されていたが「こればかりは仕方がない。もしかしたら(出場の)チャンスがあったかもしれないが、(再開まで)3週間あるので新たに課題に取り組んでいきたい。もっとレベルアップしていきたい」と前向きだ。

前日はプロ入り後、初めての給料日だった。スマートフォンで入金を確認しただけで「家族に恩返しできれば」と笑顔を見せる。この日の実戦練習でもDFマテイヨニッチとセンターバックでコンビを組むなど、主力として期待されており、プロデビューの日は確実に近づいている。