日本サッカー協会は25日、米国で行われる国際親善大会「シービリーブス杯」に臨むサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」メンバー23人を発表した。

海外組はフランスの名門リヨンでプレーするDF熊谷紗希のみの選出となり、国内組からはFW岩渕真奈や2月上旬の国内合宿を負傷で辞退していたMF長谷川唯らが順当に選出された。

同大会では19年ワールドカップ(W杯)王者の米国をはじめ、イングランド、スペインの強豪3カ国と総当たりで対戦する。

会見に臨んだ高倉監督は「非常にレベルの高い大会でもありますし、日本はオリンピック(五輪)予選がないので、大会という意味ではこれが五輪前最後の大会になる。難しい戦いになると思うが、優勝目指して戦いたいと思います」と意気込んだ。

東京五輪の出場選手枠は18人とW杯などの23人からは5人少ない。メンバー選考については「おおよそ今回のメンバーが核になっていくことは間違いない」と話した。18人中、何席埋まっているのかと質問されると「半分くらいですかね。その選手たちも調子を落としていけば席はなくなると思いますし、本当にサバイバルだと思います」と語った。

また、国内でも急速に広がりつつある新型コロナウイルスの猛威については「とにかく自己管理を全員でしっかりしていきながら、早く収束してくれることを私自身は願っています」と話すにとどめた。