国際サッカー連盟(FIFA)の視察団が、23年女子ワールドカップ(W杯)招致を目指している日本を訪れた。

FIFAはコロンビア、ブラジル、オーストラリアとニュージーランドの共催を含めた4つの候補地の最後に、日本にやって来た。 一行は23日に来日し、24日に日本での視察をスタートさせた。日程は、27日までの4日間。

日本サッカー協会(JFA)は24日、視察団を東京・JFAハウスに迎えてプレゼンテーションを行い、日本の開催提案や女子W杯にかける思いを説明した。

田嶋幸三会長は「JFAは2007年から女子W杯開催を目指してきた。開催能力や経験、女子サッカーへの情熱がある。FIFA女子W杯、女性活躍をもう一段上に引き上げるためにぜひとも日本で開催したい」と訴えた。

プレゼンテーションには、「なでしこジャパン」の高倉麻子監督と、11年の女子W杯でキャプテンとしてチームを優勝に導き、大会MVPと得点王にも輝いた澤穂希さんが登壇。日本招致を力強くアピールした。

その後、一行は東京の会場を視察。開幕戦の試合会場に提案している国立競技場や練習場などを確認した。国立競技場には、元なでしこジャパンの宮間あやさんもゲストとして参加した。

27日までに埼玉、大阪、京都などを回り、各開催都市の試合会場など提案施設を視察し、28日に離日予定となっている。