2017年夏に、158センチとひと際小柄なタイ人アタッカーが日本にやってきた時、J1リーグの舞台でこれほどまでに眩い輝きを放つと、一体どれほどの人が予想できただろうか。キレ味鋭いドリブルを武器に、創造性豊かなパスでチャンスも演出。味方へのサポートや守備にも献身的で、今や北海道コンサドーレ札幌で絶対的な攻撃の柱となっている。
Jリーグで着実に進化を遂げるタイ代表MFチャナティップは、来日2年目の2018シーズンにリーグ戦30試合8得点をマークし、東南アジア出身選手として史上初めてJリーグベストイレブンを受賞。昨季はクラブ史上初進出となったルヴァンカップ決勝でもプレーし、歴史に残る名勝負で抜群の存在感を示した。
もっとも、その決勝では川崎フロンターレを相手にPK戦の末に敗退。目前で初タイトルを逃した悔しさはチャナティップの中でも大きいようだ。横浜F・マリノスのタイ代表DFティーラトンが、昨季主力としてJ1リーグ制覇を果たしたことは刺激になっているようで、「自分のキャリアの中で1回はJリーグで優勝したいですよね。さらにACLも行きたいし、その目標を達成するために全力を尽くしたいです」と、4年目となる新シーズンへの意気込みを語る。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200221-00247646-soccermzw-socc
Jリーグで着実に進化を遂げるタイ代表MFチャナティップは、来日2年目の2018シーズンにリーグ戦30試合8得点をマークし、東南アジア出身選手として史上初めてJリーグベストイレブンを受賞。昨季はクラブ史上初進出となったルヴァンカップ決勝でもプレーし、歴史に残る名勝負で抜群の存在感を示した。
もっとも、その決勝では川崎フロンターレを相手にPK戦の末に敗退。目前で初タイトルを逃した悔しさはチャナティップの中でも大きいようだ。横浜F・マリノスのタイ代表DFティーラトンが、昨季主力としてJ1リーグ制覇を果たしたことは刺激になっているようで、「自分のキャリアの中で1回はJリーグで優勝したいですよね。さらにACLも行きたいし、その目標を達成するために全力を尽くしたいです」と、4年目となる新シーズンへの意気込みを語る。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200221-00247646-soccermzw-socc
来日4年目を迎える“タイのメッシ” 「キャリアの中で1回はJリーグで優勝したい」
タイトル獲得への思い――それは自身がJリーグにおけるタイ人選手の道を切り拓いてきたという自負とも関連しているのかもしれない。
「自分がタイと日本の懸け橋になっているかは分かりませんが、自分が成功してからタイ人選手に対するイメージが変わっているのは確か。だから多くのタイ人選手にJリーグに来てもらえるのは嬉しいし、今も多くのタイ人選手がJリーグでプレーしたいと憧れを抱いているんです」
だからこそ、自らが活躍することでチームをタイトルに導けば、それがタイ人選手への評価をさらに高めることにつながるのではないか。ひいてはそれが「タイ代表にもプラスになる」と、母国への思いも語る。
“タイのメッシ”との異名を持つチャナティップは、日本でさらなる高みを目指しているが、自らが理想とし、目標とするような選手はいないという。ただ、Jリーグでのプレーを通じて、偉大な選手たちから学ぶことは多いようだ。
1人はヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。「やっぱりJリーグのその他の選手より、魅力的なプレーが多い」と評したチャナティップは、「テクニックはもちろん、判断力も凄い」と、イニエスタがピッチ上で見せる豊富なアイデアやプレー選択の正確性に舌を巻く。
そして一緒にプレーした選手として、元日本代表MF小野伸二(現・FC琉球)と元日本代表MF稲本潤一(現・SC相模原)の名前も挙げた。
「2人からはリーダーシップや規律の部分など、プロ選手としての振る舞いをいろいろと学びました」
特にポジションも近かった小野からは様々なアドバイスを受けたと明かし、「特に印象に残っている言葉は、『自信を持ってプレーしなさい』とよく言われたこと。試合ではあまり一緒にプレーできなかったけれど、ずっと一緒に練習して、目の前で伸二さんのいろいろなプレーを見られた。それだけでも嬉しいですよね」と、札幌のチームメートとしてかけがえのない時間を過ごせたと振り返る。
「自分がタイと日本の懸け橋になっているかは分かりませんが、自分が成功してからタイ人選手に対するイメージが変わっているのは確か。だから多くのタイ人選手にJリーグに来てもらえるのは嬉しいし、今も多くのタイ人選手がJリーグでプレーしたいと憧れを抱いているんです」
だからこそ、自らが活躍することでチームをタイトルに導けば、それがタイ人選手への評価をさらに高めることにつながるのではないか。ひいてはそれが「タイ代表にもプラスになる」と、母国への思いも語る。
“タイのメッシ”との異名を持つチャナティップは、日本でさらなる高みを目指しているが、自らが理想とし、目標とするような選手はいないという。ただ、Jリーグでのプレーを通じて、偉大な選手たちから学ぶことは多いようだ。
1人はヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタだ。「やっぱりJリーグのその他の選手より、魅力的なプレーが多い」と評したチャナティップは、「テクニックはもちろん、判断力も凄い」と、イニエスタがピッチ上で見せる豊富なアイデアやプレー選択の正確性に舌を巻く。
そして一緒にプレーした選手として、元日本代表MF小野伸二(現・FC琉球)と元日本代表MF稲本潤一(現・SC相模原)の名前も挙げた。
「2人からはリーダーシップや規律の部分など、プロ選手としての振る舞いをいろいろと学びました」
特にポジションも近かった小野からは様々なアドバイスを受けたと明かし、「特に印象に残っている言葉は、『自信を持ってプレーしなさい』とよく言われたこと。試合ではあまり一緒にプレーできなかったけれど、ずっと一緒に練習して、目の前で伸二さんのいろいろなプレーを見られた。それだけでも嬉しいですよね」と、札幌のチームメートとしてかけがえのない時間を過ごせたと振り返る。