なぜ4年連続得点王が絶対王者から移籍? INAC・田中「今の自分じゃだめだと…」

スポーツ報知
INAC神戸に新加入した田中美南

 INAC神戸は27日、大阪市内で新体制発表会見を行った。日テレから移籍した日本代表FW田中美南(25)は、なでしこリーグ5連覇中の“絶対王者”から、INACへの移籍を決めた理由を「東京五輪で活躍するため。(日テレ)ベレーザでも成長はできる部分はあると思いますが、環境やチームメートを変えることが一番なんじゃないかと」と明かした。

 日テレでは4年連続得点王に輝きながらも「今の自分じゃだめだ」と感じていたという田中。下部組織から育ってきた日テレでは、長くともにプレーするチームメートとの連携も研ぎ澄まされた中で、結果を残してきた。しかしなでしこジャパンでは思うような結果を残せず、半年後に迫った東京五輪を前に絶対的なレギュラーとは言えない立ち位置。昨年12月に出場した東アジアE―1選手権では、先発した第3戦の韓国戦で無得点に終わるなど、目立った結果は残せなかった。

 そんな中で今オフ、3年連続でタイトルを逃しているINACから熱烈なオファーを受け、迷いぬいた末に移籍を決断。「五輪前は安パイにいこうかな、という思いもありましたけど、何かを変えようと思いました。自分の目指しているところは、代表や五輪で活躍すること。新しいメンバー、スタッフとなる中で、今までなかった引き出しを作ることができれば」と新天地での活躍を誓っていた。

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