南野「もう少しボールに向かっていければ…」「積極性を意識する必要がある」不発に悔しさ

スポーツ報知
南野拓実

 【シュルーズベリー(イングランド)26日=森昌利】イングランドFA杯4回戦が26日に各地で行われ、リバプールの日本代表MF南野拓実は敵地のシュルーズベリー戦に後半40分まで出場した。チームは2点のリードを守り切れず、3部の格下を相手に2―2で引き分け、再試合に持ち込まれた。

 南野は3トップの中央で先発。移籍後、公式戦2試合目の先発出場となり、前半15分の先制点の起点になるなどしたが、ゴールを挙げることはできなかった。

 南野の一問一答は以下の通り。

―中二日で先発、コンディションは?

「問題なかったですね」

―3トップの真ん中。前回よりやりやすかった?

「まあ割と慣れているポジションでの先発でしたけど、ボールをいい形で引き出せる場面は何回かあったんですけど、試合全体で見て、後半特にそういうところで受ける場面が少なかった。もう少しボールに向かっていければよかったというのはあります」

―ラインとラインの間でいいプレーがあった

「それだけじゃないですし、もっと収めたりとか、ゴール前でもっとゴールに向かっていく部分とか、もっとそういう積極性を意識する必要があると思います」

―真ん中でスタート、右に動いて、最後は左。練習でも多くのポジションをこなしている?

「はい、いろんなポジションでプレーすることがありますね」

―クロップ監督から注文は

「ディフェンスの部分くらいですかね。攻撃はあんまりないですね、今のところは」

―後半の頭からはトップ下

「はい、オリギが前に入って攻撃の時は。守備の時は4―3―3でしたけど」

―試合中のポジション変更が多い

「どのポジションに入っても高いクオリティーでできるっていうのを示さないといけないと思う。戦術理解度を高めていかないといけないし、やっていければと思います」

―試合が中2日、中3日で続く

「前向きでしかないですね。はい。ザルツの時もCLがあって、中2日、中3日で試合していたし、そのリズムの方がタフな体になる。今日みたいに悔しい、よくない試合があってもまたすぐに試合が来る。僕はそっちのほうがいい」

―前半のシュートシーン。右足のアウトで?

「そうですね。アウトで巻こうと思ったんですけど、いい感じに当たらなかったですね」

―自分のタイミングでパスが出てこない。辛抱強く?

 「そうですね。でもまずチームにフィットすることが一番だと思うし。そのうえで、自分のできることをもっと明確にチームに伝わるようにやっていければいいかなと思います」

―身振り手振りをまじえて味方を鼓舞するシーンも。引っ張っていく気持ち、意識はあったか?

 「いや、別に。普通ですね。特別年上やからやった、とかはなくて。ザルツブルクのときも、代表のときも同じですし。いつも通りです」

―どういうところを長所にしたいか

 「やっぱりラインの間でボールを受けて前を向いて、キーになるパスかシュートに持っていくか、ボックス内でセカンドボールを拾ってシュートを打つとか、ビルドアップのときに味方が動いたスペースをうまく使うとか。そういう部分かな。あとは切り替え。早い切り替えで相手のボールを奪うとか、そういう部分をもっと出していければいいなと思います」

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