「職業はチャレンジャー」本田圭佑がボタフォゴ移籍報道について言及

スポーツ報知
トライアウトを視察した本田圭佑

 元日本代表MF本田圭佑(33)が24日、ブラジル1部ボタフォゴが獲得に動いていると現地メディアで報じられたことについて、初めて言及した。「私はまだ次のクラブを決めていない」と前置きした上で、「代理人の私の兄がボタフォゴとコンタクトを取っているのは知っている」と交渉の事実は認めた。

 昨年12月にオランダ1部フィテッセをわずか1か月半で退団し、現在はフリー。「いま多くのクラブと話しをしているし、以前から言っている通り、欧州でのプレーを望んでいる。ただ興味を持ってくれていることにはうれしい」と現状を説明した。

 この日は、都内で行われた、自身がたちあげた新クラブ「One Tokyo」のトライアウトを視察。500人を超える応募の中から書類選考を通過した約90人が参加した。約30人の合格者の中から、後日に面談を行った上で入団選手を決める。今季から東京都4部リーグに参加する同クラブは、ファン主導でサッカークラブを経営する斬新な手法を取り入れていく。「僕が権力を発揮して何かを決めるようなことは一切しません。断言します。僕はファンとして投票権は1票。みなさんも1票。僕のクラブじゃない。みなさんのクラブ。全員が自分事として関わっていける、盛り上がっていけるクラブを作りたい」と参加型クラブの狙いを説明した。

 現役のサッカー選手だけでなく、カンボジア代表監督や投資家など様々な顔を持っている本田。今回も一からサッカークラブをたちあげ、「リアルサカつく」をやろうとしている。「僕は職業チャレンジャーと名乗らせてもらっている。なぜか現役のサッカー選手と言われているんですけど、チャレンジのうちのひとつがサッカー選手だと思っているので。そこはぜひ誤解しないように今後対応して頂けたらなと思います。チャレンジをやめたときに引退するのかと、判断してもらえればなと。(いまは)ちゃんとチャレンジしていると評価してもらいたいなと思います」と言い切った。

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