関塚委員長、森保ジャパンのU―23アジア選手権を検証へ「現場だけの責任ではない」

スポーツ報知
関塚隆技術委員長

 日本サッカー協会の関塚隆委員長が20日、タイから帰国し、羽田空港で報道陣に対応した。U―23アジア選手権(タイ)では代表史上初1次リーグ敗退を受け、今月29日に行われる技術委員会、強化部会で森保一監督(51)および協会側のプロセスについて、委員らから意見を募る考えを明かした。

 「しっかりともう一回、(技術委の)皆さんの意見をお聞きしながら。僕自身も五輪とサムライブルーは内容だけでもいけない、結果だけでもいけない。育成のカテゴリーとは違いますから。今回の(メンバー)編成とかプロセスをね、現場だけがやったわけじゃなくて、僕自身がお願いしたり、話し合って決めたところもある。そこをしっかり説明しながら、(問題点、改善点があったのか)どうなのかということは時間をいただきたい」

 昨年末はA代表、東京五輪のU―23日本代表の活動が同時進行で進んだ。11月はA代表のW杯2次予選(同14日)とベネズエラ戦(19日)とU―23日本代表の国際親善試合コロンビア戦(17日)。12月は東アジアE―1選手権(12月10~18日・韓国)と、U―23代表のジャマイカ戦(同28日・長崎)があったが、所属クラブの天皇杯の勝ち上がりを見ながらの招集となり、選考は制限を受けることになった。今年1月のU―23アジア選手権への影響もゼロとは言えなかった。

 関塚委員長は「すべて100点で来たということではないと思いますから。こういう(1次リーグ敗退の)結果が出たということは。現場に強いた、というか、無理をしてもらってやってもらったことも事実。そこは現場だけの責任ではないというのは付け加えさせて頂きたい」と話し、協会として、各クラブとの折衝など責任があるとの見方を示した。

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