J1ベガルタ仙台は18日、沖縄・糸満キャンプで午前午後の2部練習を行った。MF中原彰吾(25)はキャンプを通じて軽快な動きを見せ、ボランチのレギュラー争いに名乗りを上げる。

昨季は7月に札幌から途中加入も、わずか1試合で12分の出場に終わり、木山新体制になった今季に懸ける思いは強い。

視野の広さと長短織り交ぜたパスが持ち味で、シュート練習では決定力も見せている。中原は「非常に充実した時間を過ごせている。1番は求められていることをしっかりやり、自分なりに考えて役割を全うできれば」。今季のチームは、最終ラインからボールをつなぐ意識が鮮明で、攻守のつなぎ役となるボランチは、特に鍵を握る。飛躍の年にするべく「ボールを使った練習ではいいイメージがありますし、しっかりつなぐというところで、自分の持ち味も出てくると思う」と力強く語った。