帝京長岡が新潟県勢初の4強入り「他の学校、去年も含めて積み上げてきた」

試合に勝利し、歓喜の輪を作る帝京長岡イレブン(中央)と座り込む仙台育英イレブン=等々力陸上競技場(撮影・高石航平)
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 「全国高校サッカー選手権・準々決勝、帝京長岡1-0仙台育英」(5日、等々力陸上競技場)

 帝京長岡が新潟県勢として史上初の選手権ベスト4進出を決めた。前半1分にJ2京都入りが内定しているMF谷内田哲平(3年)がゴールを決め、これを守り切った。

 歴史を塗り替えた。タイムアップの笛が響くと、帝京長岡イレブンは喜びをかみしめた。古沢監督は「昨年の経験が生きた。それに尽きる」と語った。前回大会は準々決勝で尚志(福島)に0-1で敗退。会場はこの日と同じ等々力だった。決勝点の谷内田、アシストのFW晴山(J2町田内定)は2年生ながら先発したが、4強入りはかなわなかった。それだけに指揮官は「去年の3年生にここまで連れてきてもらったのは大きかったと思います」と語った。

 これまでは昨年の帝京長岡、一昨年の日本文理などが記録した8強が新潟県勢としての大会最高位。古沢監督は「この1年間で超えられたものではない。今まで新潟県の他の学校や、去年も含めて積み上げてきたもの」と語り、決勝点の谷内田も「(お世話になっている人たちに)恩返しできたかな」と話す。ただ、目指すべきはもっと高いところにある。

 「目標は日本一なので、ここは通過点。青森山田は強いが、そこを倒して日本一になる。自分たちのスタイルを貫いて戦いたい」と谷内田。頂点まであと2試合。未到の舞台を、胸を張って歩いていく。

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