昌平が日本代表FW鎌田の弟・大夢の得点などで興国下す

スポーツ報知
後半、ゴールを決め歓喜する昌平・須藤直輝(右は鎌田大夢)

◆第98回全国高校選手権第3日 ▽2回戦 昌平(埼玉)2―0興国(大阪)(2日、埼玉・浦和駒場スタジアム)

 昌平が興国を2―0で破り、3度目の出場で初の3回戦進出を決めた。日本代表FW鎌田大地=フランクフルト=の弟・大夢(ひろむ・3年)が2点目を決めた。

 地元チームの応援に訪れた観客1万4741人の前で、技巧派の昌平が2回戦突破を決めた。両者譲らず、試合はボールを奪われても奪い返して攻撃につなげる、スピーディーで激しい展開。スコアレスで折り返した。後半6分、2年生エースのMF須藤直輝が自身でシュートしたこぼれ球を拾って、左足で押し込み先制。さらにその5分後には、相手GKからのビルドアップの隙を突いた鎌田が冷静に右足で加点した。リードを2点に広げても攻撃の姿勢を続け、そのまま勝利した。

 ハーフタイムで、鎌田はコーチから「もっと相手のセンターバックにプレッシャーをかけみよう」と指示を受けたという。実践した結果がゴールを生み、「行けるときはプレッシャーをかけに行こうと思って、うまくいった。素直にうれしい」とはにかんだ。決勝戦は地区大会の決勝が行われた、埼玉スタジアムで行われる。決勝戦の試合後のインタビューで「もう一度、埼スタに戻ってくると、監督もキャプテンの大和(海里)も言っていたので、目指していきたい」と気合いを込めた。

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