【鹿島】退任の大岩監督「敗れたこと、この悔しさを…」天皇杯6度目逃す

スポーツ報知
優勝を逃しがっくりの鹿島・内田篤人(左)と大岩剛監督(カメラ・宮崎 亮太)

 ◆サッカー 天皇杯全日本選手権 ▽決勝 神戸 2―0 鹿島(1日・国立競技場)

 鹿島らしい勝負強さは発揮されず、3年ぶり6度目の優勝はならなかった。神戸にオウンゴールで先制を許すと、DF犬飼のクリアミスから加点され、前半だけで2失点。後半途中から3バックに変え、攻勢に出たが、得点を奪うことはできなかった。

 今季限りで退任が決まっている大岩剛監督は試合後の会見で「敗れたこと、この悔しさを…」と言葉に詰まり、「今は頭の中が整理できていない状況。前半の苦しい試合内容。前半がすべてだったかなと思っている」と絞り出すように語った。

 6度目の優勝を逃したMF土居は「1つのプレーで流れを変えられる選手にならなきゃいけない」と口にした。天皇杯準決勝の長崎戦(21日)で負傷。この日は先発から外れたが、0―2と劣勢の後半開始からピッチに登場した。パスを引き出し、推進力を高め、チームに血を流れさせる働きをした。ただ、追撃のゴールには結びつかず、優勝した神戸が「1枚も2枚も上だった」と敗戦を受け入れた。

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