香港戦に臨む(前列左から)田中碧、菅、相馬、大島、仲川、(後列左から)GK大迫、古賀、田川、渡辺、田中駿、小川=釜山(共同)
ギャラリーページで見る サッカーの東アジアE-1選手権は14日、韓国・釜山で第2戦が行われ、国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は同139位の香港に5-0で大勝。FW小川航基(22)=水戸=が日本代表史上3人目のデビュー戦でのハットトリックを達成するなど、東京五輪世代が5得点と躍動した。2連勝で3大会ぶりの優勝に王手をかけた日本は、18日に韓国(41位)と対戦する。
森保一監督(51)率いる日本は今大会、国内組のみで編成され、東京五輪を目指す22歳以下が14人。10日に行われた同75位の中国戦(10日、釜山)から先発全選手を入れ替え、FW小川や今季J1で最優秀選手(MVP)&得点王に輝いた仲川輝人(27)=横浜M=らが代表デビューを果たした。
スコアが動いたのは前半8分。エリア右で仲川が仕掛け、DFが頭で弾いたこぼれ球にエリア左のDF菅が左足を一閃。菅のボレーはファーサイドのネットに突き刺さり、日本が先制した。
14分にCKからFW田川が頭で追加点を挙げると、26分に小川がペナルティーアークから右足を振り抜き、チーム3点目を奪った。前半終了間際の46分にも小川が自身2点目を決めて、4-0で前半を終えた。
小川は後半15分にも、MF大島からの左クロスを頭で押し込んでダメ押し。5-0で日本が大勝した。
この日は女子日本代表「なでしこジャパン」も午後3時55分から同会場で中国戦に臨み、3-0で快勝。2連勝で4大会ぶり3度目の東アジア王者に王手をかけた。アベックVへ、次戦はともに宿敵韓国と激突する。
【日本・先発メンバー】
◆GK大迫敬介(20、広島)
◆DF菅大輝(21、札幌)渡辺剛(22、FC東京)田中駿汰(22、大体大)古賀太陽(21、柏)
◆MF大島僚太(26、川崎)仲川輝人(27、横浜M)相馬勇紀(22、鹿島)田中碧(21、川崎)
◆FW田川亨介(20、FC東京)小川航基(22、水戸)