サッカー・日本代表合宿(13日、韓国・釜山)国際連盟(FIFA)ランキング28位の日本は14日、東アジアE-1選手権第2戦で同139位の香港戦に臨む。森保一監督(51)は、10日の中国戦から先発をシャッフルすることを示唆。中国戦で出番がなかったMF仲川輝人(27)=横浜M=が1・5列目で先発出場することが濃厚となった。Jリーグ得点王&最優秀選手が代表デビューを果たす。
森保監督の目が、輝きを増した。気温6度と冷気が突き刺す中での練習後、14日の先発メンバーについて報道陣に質問されたときだった。
「(昨日に)練習していた11人が中心になって出ると思います」
中国戦の先発11人をシャッフルして、香港戦に臨むことをにおわせた。かねてから代表の底上げや新戦力の発掘にこだわってきた。選手の力量を見極め、勝利という結果も求めていく。
相手はFIFAランク139位。それでも指揮官は11日に0-2で敗れた韓国戦の映像を確認して、「集中力があって鋭いカウンターもある」と香港を警戒。「まずはボールをにぎって中央から崩したり背後をねらったり、サイドチェンジも有効」と強調した。
初代表のMF仲川は右シャドー(1・5列目)での起用が濃厚だ。横浜Mでは経験がなく、大学時代にJ1浦和の練習に参加した際に経験して以来という。「1トップとの連係が重要。試合の中で話をしていく。新しい自分の成長や開拓につなげたい」と余裕の表情。森保監督も「良さを発揮して個の力で突破してほしい」と期待を込めた。