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キャリアハイ更新も「何も変わっていない」徳島FW野村直輝が絶妙アシスト

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決勝点をアシストしたFW野村直輝

[12.8 J1参入プレーオフ2回戦 徳島1-0山形 鳴門大塚]

 キャリアハイといえるシーズンを過ごしている。徳島ヴォルティスの攻撃を牽引するFW野村直輝がプレーオフ2回戦でも躍動した。後半8分、ハーフライン付近から絶妙なスルーパスを通し、FW河田篤秀の決勝点をアシスト。裏抜けを武器とするエースの特長を生かしたパスをつけ、シーズン同様にゴールを演出した。

 後半22分にも反転から斜めにスルーパスを入れ、河田の決定機を導いた。今季加入した2人のホットライン。河田は「僕はノムくんが持った時に自分が走りたいところに走って、ノムくんが合わせてくれている」と言い、野村が繰り出すパスに信頼を寄せる。

 これが“13アシスト目”となった。今季、5シーズン在籍した横浜FCから徳島に完全移籍で加入した。39試合に出場し、キャリアハイを更新する7ゴール&12アシストを記録。約20得点に絡んだ野村はキャリアハイといえるシーズンを送り、チームを押し上げてきた。

「戦術が自分の特長に当てはまる、それに尽きるかなと思います。横浜FCにいた時と、今ここにいてやることは何も変わっていないし、筋トレ、ルーティーンも何も変わっていない。戦術一つでこれだけ変わるんだなというのは実感しているし、監督やチームに感謝したい」

 古巣・横浜FCは自動昇格圏内の2位でシーズンを終え、J1復帰が決定。プレーオフを勝ち上がった徳島も昇格に王手をかけた。J1年間16位の湘南に挑む、注目の決定戦。「硬くなったりしてしまいそうだけど、ここまできたら楽しみたい。チャレンジャーとして真っ向勝負できる準備をしてしっかり戦いたい」と一週間後の大一番を見据えた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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