首位で最終節を迎えた横浜F・マリノスが、2位FC東京との優勝を争う直接対決を3-0で制し、04年以来15年ぶり4度目の優勝を決めた。

ピッチ上でのセレモニーではJリーグの村井満チェアマンから贈られた優勝銀皿(シャーレ)を、今季限りで引退する元日本代表DF栗原勇蔵が掲げる、感動的なシーンもあった。

下部組織からトリコロール一筋の男の中の男に、シャーレを掲げさせ引退の花道を作る最高のフィナーレ。

そのやんちゃな栗原は、Tシャツの中にシャーレを隠して持ち帰ろうとするなど、湿っぽい場面はなかった。

ただ、その後、栗原が横浜の象徴でもあった故・松田直樹さんの背番号3のユニホームを着用して再登場。クラブ全員で、15年前の優勝時の主力だった天国の松田さんへシャーレを掲げ、優勝を報告した。

Jリーグ史上最多6万3854人が集まったスタジアムは、大いにわいた。