【清水】鉄のカーテン1日増 左腕骨折のヘナトの分まで…集中力高める

スポーツ報知
30日のC大阪戦で負傷した清水のヘナトアウグスト(中央)

 J1清水エスパルスは1日、1―2で逆転負けしたC大阪戦から一夜明け、主力組は三保でリカバリー中心のメニューを消化した。最終節(7日)のホーム鳥栖戦は勝てば、自力残留が決定。チームは通常2日前からとする非公開練習を3日前から導入することを決めて発表した。

 いつもより1日だけ多く“カーテン”を敷く。篠田善之監督(48)は「選手を集中させたい」と説明した。関係者によると、オフ明けの3日から6日までの4日間すべてを非公開とする案も出たが、3日だけは公開することに決めた。指揮官は「来られるサポーターの方にはぜひ来ていただき、選手に声をかけて後押ししていただけたら」と頭を下げた。

 C大阪戦で左腕を痛めたMFヘナトアウグストは左腕の骨2本の骨折が判明。近日中に手術を受けることになり、復帰には数か月を要する見込みだ。鳥栖戦、21日の天皇杯・神戸戦の出場は絶望的となり、助っ人は涙を流して悔しがったという。守備の要不在での戦いを強いられる篠田監督は「何とか乗り切るしかない」と必死に顔を上げた。準備に使えるのは4日間。人事を尽くして天命を待つ。(武藤 瑞基)

サッカー

×