【甲府】「負けている時のこと考えず」プレーオフでは徳島撃破に集中

スポーツ報知
プレーオフ徳島戦へ向けトレーニングする甲府の(左から)FW金園、FWドゥドゥ、MF横谷、DF小柳

 J2甲府は12月1日、J1参入プレーオフ1回戦で徳島と敵地で対戦する。28日に山梨・韮崎中央公園芝生広場で練習を行った伊藤彰監督(47)は、負けている展開を想定せず、先制点を奪っての勝利のみを追求していく姿勢を示した。

 プレーオフはリーグ順位が上位クラブのホームで行われる。4位の徳島は引き分け以上で勝ち上がることができる一方、5位の甲府は勝つしかない。

 リーグ戦を今季最多の4連勝で終えた甲府。勢いを継続させるためにも、伊藤監督は「負けている時のことを考えるとネガティブになってしまう」と、先制された状況を想定した練習をあえてしない方針を明かした。4連勝フィニッシュの原動力となったアグレッシブさを全面に、先手先手と主導権を握った上で勝利を目指すという。

 徳島はリーグ後半の15試合で11勝3分1敗と白星を重ね、12位から4位に順位を押し上げた。「すごくまとまりがあるチーム」と伊藤監督。3位・大宮、6位・山形を含め、プレーオフに進出したチーム中最強との評価をしており、油断はない。

 今季対戦成績は1勝1敗。お互いにアウェーで勝っている。甲府は全20勝中11勝がアウェーで、これは優勝した柏と並ぶリーグ1位。“下克上”の可能性は十分にある。

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