【Ｆ東京】採点＆寸評　森重が土壇場で同点弾を決めるも、引き分けに終わる

◆明治安田生命Ｊ１リーグ▽第３２節　Ｆ東京１―１湘南（２３日・味スタ）

　Ｆ東京は約３か月ぶりのホーム戦で湘南に１―１で引き分けた。前半３６分に先制を許し、なかなか歯車がかみ合わないまま試合は終盤に。終了間際に、ＤＦ森重真人（３２）が相手のクリアボールを右足でたたき込んだ。何とか同点にしたが、引き分けに終わり、勝ち点は１にとどまった。横浜Ｍに首位を渡し、勝ち点１差で追うことに。次節は本拠で浦和と対戦し、最終節は横浜Ｍと直接対決する。

　Ｆ東京の採点と寸評は以下の通り。

長谷川健太監督【６．０】前半のばたつきを後半は落ち着かせる。代表選手の多さなど厳しい中でも何とか引き分けに

ＧＫ〈１〉林彰洋【５．５】前半３２分、ミドルを右手一本で阻止。直後の失点が痛かった

ＤＦ〈２〉室屋成【６．０】序盤から積極的に仕掛けて推進力を生む

ＤＦ〈２９〉岡崎慎【５．５】「もっと試合の経験を」と最も本人が自覚。ただ気負わず冷静さがあった

ＤＦ〈３〉森重真人【６．５】執念の同点弾。後半３分のディエゴへのパスなど正確さも光る

ＤＦ〈２５〉小川諒也【６．０】前半９分のクロスなど、果敢に攻撃参加。次につながる復帰戦だった

ＭＦ〈８〉高萩洋次郎【５．５】前半４分のパスカットなど、要所でらしさを見せるも決定的な場面は作れず

ＭＦ〈１０〉東慶悟【５．５】持ち前の運動量も、湘南の勢いにのみ込まれた

ＭＦ〈１８〉橋本拳人【５．５】歯車かみ合わず、期待値が高いだけに物足りなさがあった

ＭＦ〈３９〉大森晃太郎【５．５】安定したプレーを見せるも、流れを変える起点にはなれなかった

ＦＷ〈９〉ディエゴオリベイラ【５．５】圧倒的なキープ力で会場を沸かせたが、得点には結びつけられなかった

ＦＷ〈１１〉永井謙佑【５．５】ディエゴとともにシュートは１本にとどまる。いつもより脅威を欠いていた

ＭＦ〈７〉三田啓貴【５．５】後半２０分、３０分と惜しいシュートも得点は奪えず。決定機はいくつか作った

ＦＷ〈２７〉田川亨介【５．５】一発に期待したが…。残り２試合でゴールがほしい

ＦＷ〈２１〉ユ・インス【―】短い出場時間だったが、爪痕を残せなかった

※平均点は５．５～６．０。