スポーツ振興くじ(サッカーくじ)を運営する日本スポーツ振興センター(JSC)が、コンピューターが無作為に予想した結果を購入する「ビッグ」で、最高当せん金額を7億2円、キャリーオーバー時は12億円とする新商品を発売する方針であることが22日、分かった。J1、J2などの計12試合で両チームの合計ゴール数を4択とし、くじの対象にする見通し。年度内にも発売される。
サッカーくじの売り上げは、2013年度以降は1000億円超が続いたが、18年度は約948億円に落ち込んでおり、新商品投入でてこ入れを狙う。今月25日のスポーツ庁のスポーツ審議会に諮る。
現在のビッグは計14試合の勝ち、引き分け、負けの試合結果が対象。最高当せん金額は3億円、キャリーオーバー時で6億円だが、今年から期間限定で史上最高額の12億円(キャリーオーバー時)に引き上げる特別回が導入された。
くじの収益はスポーツ選手や指導者の育成、スポーツ施設の整備の助成金などに充てる。