北海道コンサドーレ札幌の各国代表メンバーが21日、チームに帰って来た。9日アウェー横浜戦を最後に離脱し、日本代表戦2試合に出場したFW鈴木武蔵(25)も、札幌・宮の沢で練習に合流。23日ホーム磐田戦に向けて、久しぶりにチームメートとフルメニューを消化した。「(開幕前から)目標にしていた15点まであと3点なので、残り3試合で取りたいです」と、自己最多12得点からの上積みを期した。

14日W杯アジア2次予選キルギス戦で途中出場し、19日キリンチャレンジ杯ベネズエラ戦では先発した。「得点するって思いで入った」と気合を入れて臨んだ前半で無念の交代。代表5試合目も初ゴールは決められなかった。「悔しい思いをしただけに、もっともっと個人レベルを上げていかないといけないなと思った。個人的にああいう局面でも1人で打開できる力を持った選手になりたい」と、さらなる成長を期す敗戦となった。

対応力も課題に挙げる。札幌では1トップ、シャドーでプレーする機会が多いが、ベネズエラ戦では2トップの一角を任された。「もっとそこ(対応)ができないといけないなと思った」。そんな反省も、鈴木の選手としての幅を広げるはずだ。

磐田戦はすぐにやって来る。「コンサドーレのいつもどおりの攻撃的なサッカーができれば、得点チャンスは増える」。その機会をしっかり仕留める。【保坂果那】