【札幌】菅、悔しさぶつける…U22代表で先発も見せ場なし

スポーツ報知
雪の舞う中ドリブルする札幌FW菅

 J1北海道コンサドーレ札幌FW菅大輝(21)が、代表で味わった悔しさを札幌で晴らす。

 U―22日本代表として17日にU―22コロンビア代表と戦った菅が19日、宮の沢でのチーム練習に合流した。同戦では札幌と同じ左ワイドMFで先発するも、後半17分にベンチへ退いた。「何か残そうと前向きな気持ちで入ったが、結果的には何も残せなかった」。大きな見せ場が作れないまま、0―2で敗れた結果が無念の思いを増幅させた。

 A代表にも名を連ねるMF堂安、久保ら海外組8人が招集された。来年の東京五輪を見据えたメンバーが揃った中、「試合前はゴール前のチャンスを作ることをイメージしていた」。しかし全体がラインを下げられ、オーバーラップ機もパスが来ない場面も多かった。「(パスが)出て来ればという時もあったが、まだ自分がそこまで信用されていないということ」。少なからず感じた屈辱感も、今後の糧とする。

 その中でも収穫はあった。11日からの合宿で「パス一つにしても海外組はズレがないし、堂安や久保は一つ一つのプレーに対するこだわりを強く持っていた」と痛感した。「自分も意識してやっていたが、まだまだ足りないなと」。刺激を自己に取り入れ、レベルアップにする。

 納得いくプレーこそ見せられなかったが、東京五輪へのチャンスが消えた訳ではない。「(リーグ戦)残り3試合、積極性を出して、より結果にこだわってやっていかないと」。夢舞台への道をつなぐため、まずは23日のホーム・磐田戦で菅が死力を尽くす。(砂田 秀人)

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